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【衝撃】愛犬のご機嫌をとるとダメな理由5選|解説

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【衝撃】愛犬のご機嫌を取るとダメな理由5選|解説

愛犬に好かれたい、切実になるほど、つい、ご機嫌取りをしてしまうもの。
しかし、その行動が逆に愛犬にストレスを与えています。

その理由を5つ、簡単にお話しします。

まず、大前提として犬のご機嫌をとるとはどういうことでしょうか?
ちょっと考えてみましょう……
はい、実はこれは単なる定義の問題なので 完全な正解はありません。
でも、ご自分の行動を振り返ったり、 定義や指針を定めるために必要なのでお付き合いくださいね。

犬のご機嫌をとるとは、
⚫︎犬がご機嫌ナナメで素直じゃない時に
⚫︎目的の行動をとらせるために
⚫︎飼い主側が妥協してすること全般

で、 かつ、 飼い主が「守りのメンタリティ」で 犬に対して接しているときが
(守りのメンタリティを言い換えると 「お願い、やって!」というお願いベースになっている時)
「犬のご機嫌を取っている」 ことになります。
なんとなくお分かりになりますでしょうか?

でも、だからといって、強く命令して無理矢理やらせればいいかというと、そういうわけではなく、そのバランスが少し難しいところです。
どうすればいいかは 5項目解説した後にお話ししますね♪

①調子に乗る

リーダーシップ以前に、調子に乗って、できるはずのことをやらなくなります。
ご機嫌とりをすると、もちろんリーダーシップが取れなくなるのですが、
リーダーシップが取れている飼い主であっても、単純に最初のコマンドが意味が弱いものになり、
「ああ、やらなくてもいいんだね!」と思わせてしまい、“反応として”やらなくなります。
結果、少しずつリーダーシップも失われていきます。

②不安定な行動

愛犬の行動が不安定になり、気分で動き、一貫性がなくなります。

①でお話ししたように、 “最初のコマンドの意味が弱くなる”ため、 犬も、
「気分が乗っている時はするけど、 気分が乗らない時はしないよ!」 となり、 それを認めていると、
どんどん気分屋になっていって、 少しでも飼い主の弱気な態度を見抜かれると (たいてい見抜かれます笑)
「全然言うこときいてくれない…」 ということになります。

実はコレ、しつけ教室に来られる飼い主さんで割と多い、よく見られるパターンです。
犬がまだ、相手を見て選んで行動を決めているうちは 、そういう子は飼い主さんの言うことは全然きかないけど、 僕(ドッグトレーナー)の言うことはめっちゃききます!
でもそれがその犬の性格性質自体に影響を及ぼし出すと、 僕の言うこともききにくくなってきます。

③依存の強化

ご機嫌取りが当たり前になると、依存が強くなります。
他の犬や人がダメになったり、留守番ができなくなったりストレスが大きく!
これは、ご機嫌取りが愛犬の性格や性質にまで影響を与えてきた時の影響です。

めちゃくちゃざっくり言うと、甘えが強くなり、ちょっとした我慢ができなくなります。
すると、 依存が強くなり、他の犬が苦手になってしまったり、 分離不安から留守番が苦手になったりします。

④しつけ効果が少なくなる

他のしつけを一生懸命やっても台無しにしてしまう可能性大!!

⚫︎コマンドの持つ意味が弱くなる
⚫︎飼い主のリーダーシップがなくなる
⚫︎ちょっとした我慢ができなくなる

などの犬とのコミュニケーションの割と根本の部分に影響するので、
他のしつけを一生懸命やっても、 (もちろんやった方がいいですが) 効果が表れにくくなります。

⑤立派な飼い主になれない 愛犬から軽く見られ信頼を失い、立派な飼い主認定されなくなります。
結局最後は愛犬のストレスに!

立派な飼い主とは、 愛犬のことを上手にコントロールしてあげられる人、と定義することができます。
①〜④は上手にコントロールしてあげられていない状態ですので、 愛犬からは、当然、軽く見られます。
いちばん問題なのは、結局、最終的には愛犬がストレスを感じやすくなってしまうことです。
いちばん困る、苦しむのは愛犬だということです。

【ではどうすればいいのか?】

もちろん答えは一つではありませんが、
①愛犬に対して飼い主がする一挙手一投足に対して丁寧に意味を持たせる
②コマンドを出した時もしっかりとそのコマンドに重みを持たせる 。
(本当は一回コマンドで一回行動してほしいですが、最低でも3回目で、手などでサポートしてでも必ずさせます)
③お願いベースではなく、主導権をアピールしつつ、犬がノリ良くすることができるコミュニケーションを取って、
犬の調子が出てきたところで、当初の目的を達成する(いうことをきけるようにしてやる)

まずはこの3つを意識してみるのがやりやすいと思います!